1年近くピラティスに通ってくださっているお客様、m様。
10年以上の続く生理痛、毎年数回は繰り返すぎっくり腰。痺れが止まらない足腰。
最初ご来店された時は、よく立っていられますね。というような、地面に足がついているけどついていないような真っ直ぐが分からない状態の立ち姿勢。
高校時代、生理痛で貧血を起こして倒れたことが怖くて、10年以上ピルを手放せないでいるとのこと。
ピラティスへ通い始めて、3か月ほど経った頃、初めてお客様の方から、「ピル以外でも、ちゃんとうちから身体を改善していくために漢方を始めようと思う」と。
ピルも使ったほうがいい場合もあると思いますが、大きくいうと、私はピルには反対派です。
生理痛をおさらばしたいと思って、妊娠・出産を望むなら尚更です。
でも無理やり辞めるのではなく、自分で納得してやめようと思って手放すタイミングが一番だと思うので、それまでは、
身体を元気にしていくお手伝いはさせていただきましたが、ピルに関しては、見守っていました。
すると半年くらい経った時に、「ピルをやめようと思います。まだ怖くて完全にはやめれないけど、栄養や漢方など、中から変えられることにも始めようと思います。」と初めて前向きな言葉が聞こえてきました。
m様の体の状態の経過を追っていると、初めて身体を見させて頂いた時は、腰回りの身体の状態は魂が抜けてるような、何か気が入っていないような、血流も回っていないような、すっからかん、、、そんな腑抜けの状態でした。
骨盤周りのインナーマッスルはもちろん使いたくても
使い方もわからず、収縮も入らない感じです。
骨盤周りのインナーマッスルって子宮に血流を送る血管と繋がっているので、インナーマッスルがうまく使えていないと子宮の血流も滞ります。
生理痛や、不妊・筋腫や脳腫など、子宮や卵巣の婦人科疾患でお悩みのお客様は、このインナーマッスルが働けていない方が多いです。
そして、このお腹周りのインナーマッスルには、生命力を高める、生きる気力、パワーの源、自分のことがわかるようになってくる。そんな目には見えない力も秘めてます。
m様は、3ヶ月くらい経った頃から、あれほど繰り返していたぎっくり腰を繰り返さなくなり、仕事も活力が湧き、新しい資格のために学校に通ったり、コンペに出て、勝ち残ったりと、とても元気になられていきました。
ちょうどその頃。mさんからぽろっと本音が。
「今までは、子供のことも仕事のこれからのキャリアのことも、もちろん自分の体のことも、ずっと目を背けてきました。年齢的にも、子供を作るにしても今の身体の状態でどうやって両立していくの、、、と不安で、でもそれに目をそむててて。でも、今は自然とまずは自分の体のことを大切にしようと思えています。」涙。
おっしゃる通りだと思うんですよね。
子供にのことを考えるにしてもキャリアにしても、
どんなに頭で考えてもまずは「健康な身体」ありきだと思うんですよね。
体が資本とはよく言いますが、
これがあってこそ、初めて、赤ちゃんを育てることができる身体ですし
仕事ができる体になるわけですよね。
子供ってタイミングって言葉で片付けられたらどれだけ簡単だろうとは思いますが、本当にタイミングってあると思うんですよね。
「将来が見えなくなるとき。
目の前に白いレースのカーテンがあるような、白いモヤがかかったような。
何かスッキリとしない将来。先行き。
目を背けたくなることもありますよね。
そんな時こそ、一旦自分の体と向き合って見ましょう。
身体に意識が向き始めると自然と心と思考が変わり始めます。
まずは、仰向けで寝て、
お腹に手を当てて、ゆっくり深呼吸。
1分。2分。5分。
頭を空っぽにしたい。
何か頭の中に浮かんできたら、外にぽいっ。
そしたら、カチカチの頭で考えていたことと、
心の奥からふんわりと浮かんできた
心の声が違っていることに気づいたり、
本当の私はこうしたかったんだってことが
湧き出てきたり。
無理に頭で考えて答えが見つからない時は、
一旦。頭ではなくて、心に聞いてみよう。
十分頑張ってるよ。
その声が出てくるはずだよ。
自分を大切にできたら自然と、白いモヤは消えていくんだろうな。。。と。
これを読んで1人でも、自分の身体に意識を向けて
元気になれる女性がいてくれるとそれだけで嬉しいです
そしたら今日はおしまい。
繰り返すぎっくり腰には、ピラティスで根本改善
ぎっくり腰(急性腰痛)に対してピラティスは、回復期や再発予防に非常に効果的です。ピラティスは体幹(コア)を強化し、柔軟性を高める運動を提供するため、腰の負担を軽減し、筋肉のバランスを整えるのに役立ちます。以下は、ぎっくり腰の改善や予防におけるピラティスの具体的な効果です。
1. 体幹(コア)の強化
ピラティスは腹筋や背筋を中心に、深層筋(インナーマッスル)を強化する運動です。ぎっくり腰の原因となる姿勢の悪さや筋力のアンバランスを改善することで、腰への負担を減らします。
2. 柔軟性の向上
ピラティスのエクササイズは、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げます。硬くなった筋肉や関節は、腰痛を引き起こしやすいので、柔軟性を保つことは予防に効果的です。
3. 姿勢改善
ピラティスは正しい姿勢の維持を意識させるエクササイズが多く含まれます。姿勢が整うことで、腰にかかる負担が軽減され、ぎっくり腰の再発を防ぐ効果が期待されます。
4. 痛みの緩和とリハビリ
ぎっくり腰の痛みが落ち着いてきた段階で、ピラティスを行うことで、筋肉を徐々に活性化させ、腰の機能回復をサポートします。痛みが強い時期には避けるべきですが、リハビリとして軽度なエクササイズから始めると良いです。
5. バランス感覚の向上
ピラティスは体のバランスを整える運動が多いため、日常生活での体の使い方が改善されます。これにより、急な動きによるぎっくり腰のリスクが軽減されます。
注意点
ぎっくり腰の急性期には、無理にピラティスを行わないことが重要です。痛みが和らいできたら、専門の指導者のもとで適切な運動を行うことが望ましいです。また、医師の許可を得てから運動を再開することが大切です。
ピラティスは、継続的に行うことで腰痛の予防と改善に大いに役立ちます。
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